宝塚歌劇全般

宝塚歌劇 不況と比例する理由 宝塚音楽学校の受験者数と倍率について

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今年の音楽学校入学倍率についてのニュースです。

「タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校109期生の競争倍率は17・4倍となり、
今世紀に入って最少となった。20倍を切ったのは、07年95期以来、14年ぶり。
過去最高の競争倍率は、94年(82期)の48・2倍。
当時の首席が元花組トップ蘭寿とむだった。」


この記事に書いてあります2007年以来というのは
あのリーマンショックの影響でしょうか。




音楽学校に合格した生徒さんは輝かしい舞台に立つために
歌、バレエ、ダンス、日舞、お芝居など
多方面の勉強とレッスンをするわけですが

例え初舞台を踏めたとしても
スターになり残れるのはほんの一握り

ほとんどの生徒さんが
早々退団されます。

在団中もお給料はOL程度と言われ
個人レッスン、お稽古着、毎日の私服など
到底足りるものではありません。

昔は、ファンが付けば
歌舞伎界や相撲界のように
ご祝儀などいただいたり
お食事に行けば、お車代
チケットを融通すればお花代
などが包まれ
お給料の何倍も稼げた時代もあったと聞きますが

時代も変化し
そのようなことはよほどの大スターで
ない限りは
なかなか難しい昨今です。





「宝塚はお金持ちのお家の子しか合格しない」
という噂も都市伝説のように
昔からありますが

過去のトップスターさんの中には
決してお金持ちではないお家の方の
エピソードもあり
その限りではないとは思います。

けれど、まず宝塚を目指す段階で
お稽古事、交通費、親の送り迎えなど
ある程度裕福でないと
夢を叶えるサポートもしてあげられないのは現実です。

例え入学できたとしても
その後もずっと金銭的なサポートは続きます。

芸能の世界はどんなジャンルも
お金を稼ぐのは大変で
よほどでない限りは
どんな一流のプロになってもレッスンは続きますし
縦横の繋がり、お付き合いも大切で
出ていくお金の方が多かったりします。

一番の問題は
例えトップスターになっても
退団後にずっと食べていける保証がないこと


こういうことを考えますと
特に不況となると
親の懐事情によっては
宝塚への挑戦を諦めてほしい
と言わざるを得ない状況は
あるのでしょう。






男役さんとして大スターになっても
退団され女性に戻れば
現実問題としてファンは離れます。

私が、過去に沼にハマった贔屓も(多数)
退団後にはあまり出てこられないので
何をされていらっしゃるのか心配しています。。。

毎年たくさんのタカラジェンヌさんが
退団される宝塚

退団後も、宝塚が主催のイベントや公演は
ありますが
あくまで、元トップスター、元トップ娘役さんはじめ
スターとなられた方限定に近い形です。

今はコロナ禍で
ますますイベントや公演の開催が難しい時代と
なってしまいました。


余談ですが、一番倍率が高かった82期生で
トップになられたのは
この三名の方

元花組トップスター 蘭寿とむ様
元雪組トップスター 壮一帆様
元雪組トップ娘役 紺野まひる様

これまでに一番倍率が低かった年2007年は
今を時めくというか
現在宝塚を支える華の95期生が入学された年

倍率とスターの誕生は
比例はしないと思ってよいかと思います。

私が常々望むのは
タカラジェンヌさんの退団後に
経営元である阪急グループでも
いろんな部署、または系列企業で
ジェンヌさんを採用する仕組みを
作っていただきたいということ

そうすれば、不況であったとしても
夢を追う少女たちが、宝塚受験を諦めたりする状況が
少し減る可能性があるのではないでしょうか。



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