望海風斗様 真彩希帆様 退団公演の幕開きです。
あけましておめでとうございます。
昨年からの新型コロナの影響で、大変な時代となっておりますが
皆様におかれましては、どうかご健康で良い一年となりますようお祈りいたします。
さて、コロナの影響で延期されていました
雪組だいきほコンビの退団公演がいよいよ始まります。
始まるのは嬉しい、けれど寂しい悲しい...
また心配や不安も抱えながら、組子の皆様と共にスタートを切る
私たちファンです。
この公演が無事に東京千秋楽まで上演されることを祈りながら
私の想いを綴ってみたいと思います。
望海風斗様を初めて知ったのは
花組時代、朝夏まなと様主演の「BANDNEON 上海」という小劇場での公演でした。
この公演は、大好評を博したにも関わらずDVD化されておらず
今でも忘れられない作品となっています。
当時お二人の学年が研8、研9くらいであったことを知り、
その実力と魅力に、同じ時代に生きていてよかったと思えたほどです。
BANDNEON 上海での望海様の役は劉(リュウ)という上海マフィア。
繊細で弱く優しく、命の境界線を必死に強く生きようとするリュウは望海様そのものでした。
実際公演中は、ほとんど外に出ず、家の中でろうそくを灯し生活するくらいに
役に入り込んでいたというエピソードもあるほどです。
望海様は現在主演というお立場ですが、本来リーダーというポジションは苦手で
敬愛する朝夏さまの二番手ポジションが、おそらくご本人も一番自由で
心地よい時代だったのではないかと勝手に想像しております。
その朝夏まなと様が、宙組トップとなられ組替えされた後
蘭寿とむ様主演「オーシャンズ11」にて憎めない悪役ベネディクトを
圧倒的なインパクトで好演された望海様。
誰もが天才だと思われたことでしょう。
これぞ望海風斗だと!
その後、お年寄りの役などあり
私といたしましては大変心配したものですが
(トップになれる?なれない?と)
子供のころから雪担の私には飛び上がって喜ぶニュースが入りました。
望海風斗様、雪組への組替え。
宝塚歌劇では組替えにはいろんな意味が必ず含まれますが
当時の望海様の移動は雪組トップへの道筋がはっきりと感じられました。
そして花組時代から共演されてきた真彩希帆様も
組替えされ奇跡のコンビの誕生となりました。
宝塚史上最高の歌上手コンビです。
まぁそれはおそらく万人が思うことですので
私のだいきほコンビの一番を語らせていただきますと、
「繊細な芸術家(望海様)とそれを包み込む母性溢れる妻(真彩様)の母性愛コンビ」
いかがでしょうか?
望海様にはこれ以上のお相手はいなかったことでしょう。
宝塚歌劇では共にトップ就任し、添い遂げ退団することの尊さは語りつくせない価値があります。
真彩様の存在とめぐり合わせ、そして添い遂げしてくださること
望海ファンとしてそのすべてに感謝です。
私が今でも花組時代のBUNDNEON上海、劉(リュウ)を忘れられないのは
リュウは望海様自身であったと思えるからです。
そして何より望海風斗様の魂を知ることができた作品でした。
不器用な天才、望海様の魂を愛しています。
東京千秋楽までどうか無事に幸せに駆け抜けることができますように。
そしてこのコロナの大変な時代、お二人の退団後の道に幸あれと
ファンとしては祈っても祈っても足りないくらいの気持ちですが、
最後のその瞬間まで想いを一つに、ご一緒させていただきたいと思っています。