宝塚歌劇ファンのみなさまは、観劇する時に
男役さん、娘役さんを
どのように観るのでしょうか。
どのように観る?という問いかけに
ピンとくる方と
何のこと⁇と思う方が
いらっしゃるのかもしれませんね。
実は人の数だけ観方(心の中のこと)があり
全てを把握することができないくらいに
無限のフェティシズムを引き出し、
与える場所
それが宝塚歌劇なのです。
何言ってるかわからない方
ごめんなさい
女性ファンの多くは、
トップ娘役さんと自分を重ね合わせて(投影)
贔屓のトップさんとの疑似恋愛妄想に入り込みます。←私。
例えば、
柚香光様が、娘役さんのおでこをツンとしたとします。
それはまるで自分のことのように
舞い上がり心臓がバクバクし
キャーッ
となる。
これは、観客としてはポピュラー(普通)です。
私はこれまで数十年の観劇ライフの中で
友人、知人、家族などいろんな人と
宝塚を観に行き
それぞれ個々に観方が違うことを知りました。
私自身が歌を唄うことから
アーティスティックな活動をしている
知人などが多いのですが
ヅカ友さんの中で一番の異色は
ニューハーフYちゃんでした。
Yちゃんはショーパブの華々しいレヴューの
ダンサーさんでもありましたから
宝塚はお仕事にもとても勉強になると言っていました。
(勉強はたぶん建前)
当時のトップさんの大ファンで劇場に通っており
その入れ込み方は、とても勉強で通っているようには
思えなかったです(笑)
元男性が、女性の男役に惚れるという
複雑な状況は、
私もあまり深く考えないようにしていました(汗)
知人のSちゃん(女性)はなぜか
娘役さんの二の腕フェチで
特に白羽ゆり様(元雪組娘役トップ)の
二の腕が大のお気に入りでしたし
娘役さんの太ももばかり観ている女友達や
ドレスの後ろ姿、開いた背中に
やたら興奮している友人もいて、
私といたしましては
娘役さんをこういう目で観るのか…と
最初は衝撃を受けました。
(今はすっかり慣れています。)
娘役さんの身体の部位を追いかけるからと言っても
LGBTというわけでもなかったのですが
それについては本人の気づきが無いだけなのかも
しれませんね。
また、ヅカ友Aさんが、
震えるほど好きという場面は決まって
男1×男2(トップと二番手)の
色っぽい絡みの場面(ショーなどで時々ありますよね)です。
こんなヅカ友さんたちがいますと
私はいたって平凡なのだと感じますが
男役さんの眉間のシワや美しい手には
本当にドキドキが止まりません。
贔屓が私をもらってくださるのなら
喜んで一生尽くしますし
生まれてからずっと
男の人をカッコいいと思ったことがない私は
(カッコいい人は宝塚にしかいない)
やはり平凡でも普通でもない?←深く考えていないけど
そもそも私が子供の頃は
宝塚が好きというと
とても変な人扱いされる雰囲気があり
何も知らない、特に男性からは
「レズなの?」とよく言われました。
今は時代が変わり
宝塚歌劇はジャニーズやAKBなど
アイドルの方たちも足しげく通う場所となり
宝塚が好きというのは特別な癖(へき)に
思われず、むしと私たちこそが正統派と
堂々と言える時代となりましたが(⌒-⌒)
いろいろ書きましたが
このようなフェティシズムを宝塚で
気づいてしまう人は多いですし
気づいてしまった人は
もう沼に入り込んだと言っても過言ではないでしょう。
宝塚の沼は底なしです。
なぜならそれぞれのファンが宝塚で感じる
「ときめき」は、
世界中どこにもないものだから、
宝塚でしか得られないものだからです。
最近、男性のお客様も多く観劇されていますよね。
男性がどのように観ていらっしゃるのか?
出口調査したいです。
多分…もしかして…
そこにもさまざまな種類のフェティシズムが
隠れているもかもしれませんね。