星組

星組 王家に捧ぐ歌 ただ泣いた ただ引き込まれたトップコンビの抱擁と涙 幸せのデュエットダンス

「戦いは新たな恨みを生むだけ

どちらが勝とうが負けようが

争いは続く」王家に捧ぐ歌、劇中歌より

 
ロシアとウクライナが戦争を始めた今

民間人の犠牲者が出て

親子が、恋人たちが断絶されている

 
 
この状況下で

身につまされる思いになった宝塚ファンは

多かったのではないでしょうか。

 
 
愛し合う者同士が

自由に愛を語らうことができない時代背景

 
 
ふと我に返ると

現代でもそのような状況が

世界の至るところで

起きているのだ

 
 
そんなことを考えずにはいられなかった

王家に捧ぐ歌

 
 
「実力」を魅せつけられたトップコンビ
 
 
名古屋御園座という

大劇場、東京宝塚劇場に比べたら

小さな舞台

 
 
星組が二つに分かれての公演で

少ない人数、舞台装置も

衣装替えも少なく

もちろん大階段もない

どちらかというと地味な舞台

(宝塚目線では)

 
 
 
エンディングはトップコンビが

残酷に処刑されるという

一歩間違えれば

観客はどんよりした気持ちで

帰路につかなければならない作品でしたが

 
 
 
感動に震え、何日も頭から離れない

忘れられない

素晴らしい舞台を観た!と

心から思えたのは

そのストーリーでもない

紛れもなく

トップコンビのお芝居であったと

そう思います。

 
 
今この場で切り付けられ

殺されるかもしれない二人が

どのように抱き合い

 
 
真っ暗な地面の下で

まるで飢えを満たすかのように

お互いのぬくもりを探し

 
 
「愛している」「好き」という言葉以上の愛

それは

自分は死しても

愛する人に生きてもらうことが

ただ一つの希望なのだという言葉に

表現されていました。

 
 
 
最期の場面

お二人の涙は

ラダメスとアイーダが

その瞬間、どのような気持ちであったかなど

私たちなどには到底わかるわけもない

本物のラダメスとアイーダにしか

わからない心を

語ったと思いました。

 
 
 
この作品は、宝塚では

何回か上演されており

オペラやバレエでも

「アイーダ」という作品名で

上演されています。

 
 
 
それぞれの舞台で、

それぞれのラダメスが、アイーダが

この悲劇を演じてきた

長い歴史ある作品

 
 
2022年 宝塚歌劇 星組

礼真琴様ラダメス、

舞空瞳様のアイーダは

数多い上演作品の中でも

多くの観客の心に長く深い感動を

残すものになったのではないでしょうか。

 
 
 
同時に、礼真琴というトップスターは

舞空瞳というそのお相手さんは

同じレベルでガチンコ芝居ができ、ダンスもできる

そして歌も唄えるという

いわゆる「実力」のあるスターさんであり

 
 
呼吸のようなもの

相性、すべてにおいて

お互いを心の底から認め合える

貴重な存在、コンビなのではないか

そうでなければ、こんな舞台は

出来上がらないのではないかと。

 
 
そして、そんなお二人が主演の作品だからこそ

気が付けば観客は

舞台装置、道具も、衣装も何も目に入らない

何も本当は要らないのではと

錯覚さえ起こしてしまうほど

舞台に引き込まれ、感動したのでは

ないでしょうか。

 
フィナーレ デュエダンでは

礼様は髪を短くしたラダメスに

舞空様はアイーダのまま

踊ってくださり

お二人の笑顔がどれほど私たちに

幸せを与えてくださったか。

とにかく嬉しくて

涙が溢れました。

 
デュエダンに心からありがとうと

感謝してしまいました。

 
 
 
 
 
印象強く残った有沙瞳様 圧倒的な存在感 極美真様
 
 

 
例えとして

サッカーというチームスポーツも

11人全員がトップ選手でなければ

優勝を勝ち取ることはできない

 
 
 
舞台もまた同じ

脇を固める役者さんの実力が

主演と差があれば

観客が、舞台に引き込まれ

陶酔することは難しい

 
 
舞台の上では、役者は平等

役になりきれたものだけが

観客の心をつかむことができます。

 
 
 
この舞台の脇を固めた

ファラオの専科 悠真倫様の安定感

そのファラオの娘アムネリス有沙瞳様の

美しさと実力

 
 
そしてラダメスの友人ケペル天華えま様の

さわやかな戦士

 
 
圧倒的に目を引いた

アイーダの兄 極美慎様は

その力強さとあまりのイケメンに

沼に入らないよう

観て見ないふりしたくらいです。←何言ってる

 
 
 
半分に分かれた星組の

実力にひれ伏した作品でした。

 
 
素晴らしかった

これ以上の言葉を探すほどに。

 
 
今日もここまで読んでいただき

本当にありがとうございました。

 
 

 

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