退団公演「神々の土地」のドミトリー。
朝夏まなと様に最後までずっと恋をしていました。
私の中の朝夏まなと様は、ドミトリーのままストップしており
今もまるで条件反射のように、見るたび泣いてしまう…
素敵な女優さんになってご活躍されているのに
まだ現実を直視できないダメな私。
これだから宝塚の男役さんを本気で好きになったらいけないの！と
自分に何回言ってきたことか
物心ついた時から雪担の私が両足どっぷり沼にハマり、もがき苦しんだお相手は
トップであられた水夏希様でした。
水夏希様の退団の時は、
もうこんなに男役さんを好きになることはないし
こんなにつらい思いするくらいなら、いっそのこと宝塚など観るのはやめよう
とか、いや時々観るくらいはいいのでは？
本気で好きにならなければいいのだから、むにゃむにゃ
などど、本当にどうでもいい呪文を唱え繰り返しておりましたが
同年、たまたま観た花組
朝夏まなと様主演、望海風斗様二番手公演「BUNDNEON上海」は
私にとって運命の作品となりました。
朝夏まなと様の役はクリストファー・ブレナンという国際刑事で
上海マフィア望海風斗様とは敵対する役どころ
ロングコートに長い長い手足、朝夏様のその包容力は当時研8？研9くらいの男役さんには
とうてい出せるものではなく
また、フィナーレのデュエダンで娘役さん（白華れみ様）を見るまなざしは
男性として、落としたい女性を見るまなざしでした。
そして、即落とされたのが私です（泣）
節操がない自分に呆れガッカリいたしました。
娘役さんに対してツンデレな男役さんが多い中で
どの娘役さんに対しても「きれいだね、可愛いね」と声をかける朝夏様は
いつの間にか「チャラ男」と呼ばれておりましたが、
娘役さんにデレデレ優しくする朝夏様が大好きでした。
子どもの頃タカラジェンヌを目指した私ですが
（意気地なしな私はチャレンジせず）
もし来世に宝塚に入れる奇跡が起きたなら、
娘役として朝夏まなと様のお側にいたいです。
組替えされて宙組のトップとなられた時は本当に嬉しかった。
花組から実咲凛音様を呼ばれて実咲様退団の日まで
変わらぬ優しさと愛情を注がれたのは一目瞭然でした。
「翼ある人々」で年上女性（伶美うらら様）に恋する朝夏様が
どうしようもなく素敵でした。
朝夏様の退団公演となった「神々の土地」は
同じ上田久美子先生の作品でお相手が一緒に退団された伶美うらら様になり
嬉しさに舞い上がりました。
年上女性に惚れて追いかける朝夏様が
私にはゾクゾクするほど好きなシチュエーションだと気づいてしまい…
朝夏様に惚れられる年上女性、伶美様の美しさ儚さに
私も年上なので無理やり自分を重ねて妄想に入り浸ったたりしたことは
決して誰にも知られたくないです…
神々の土地、私にとって一生忘れられない作品であり
ドミトリーは一番好きなまぁ様となりました。
退団公演のショー「クラシカル ビジュー」で
純矢ちとせ様が神々しくお唄いになった歌を今でも口づさみます。
「惜しみなく世界を照らし続けるその光は、強く優しく私たちを
明日へ導くあなたは宙（空）の太陽」
太陽という形容がぴったりな男役さん
明るく優しく暖かい太陽、その包容力は誰にも出せないほど大きかったです。
男役朝夏まなと様が私たちにくださった幸せを忘れません。
朝夏様の未来が幸せなものでありますようにと祈りながら
まだまだ私は泣き続けることでしょう。