七海ひろき様が宝塚を退団されて１年余りの月日が過ぎました。
退団公演の千秋楽、白いタキシードで楽屋入りされた七海様を覚えている方は
多いと思います。
白いタキシード！え⁈どういう意味⁇とファンは一瞬パニックになったのですから。
タカラジェンヌの退団公演千秋楽の服装が白という慣わしは
多くのファンが知るところですが、
本来結婚式に新郎が着るタキシードを着て颯爽と登場された七海様のお姿に
私たちファンは、まずあまりのカッコよさに呼吸を忘れ、次に七海様がどのような気持ちで
この衣装をお選びになったのかを、まるでクイズを出題されたかのように
あれこれ考えを張り巡らす退団日となりました。
ですが、このお衣装に落胆する人はおそらく誰一人いなくて
むしろ歓喜の声がほとんどであったのは言うまでもありません。
この日のことは後々になって、みなさんがさまざまな解釈をされていますが、
退団後より今日（こんにち）までの七海様の活動を知れば、多くの人が予想していた
あの日のタキシードは「私たち（ファン）と結婚するという意味だったのだ！」という
幸せ過ぎる妄想が正しいようにも思えてくるこの頃です。
思えるというより、そう思わせて私たちを幸せにしてくれる人、
それが七海ひろき様なのだという方が正しいかもしれません。
思えば在団中もそんな男役さんだったではないですか。
どんなシチュエーションでどんな言葉を、どんな仕草をすれば
女性がときめくか？喜ぶか？を熟知されブリドリ
（スカイステージ：BrilliantDreams）では
ショートドラマのプロデューサーも務めて娘役さんたちを
骨抜きにしておられましたよね。
そしてそれを観て心の底から喜んだ私たちファンです。
宝塚歴〇十年、小学生の頃からイケメン俳優やジャニーズには
一度も目もくれず宝塚の男役さんばかりを本気で愛してしまう、
かなり歪んだ癖（へき）を持つ私の知る限り
退団後もこれほどの幸せをファンに与えてくださる男役さんは
七海ひろき様だけなのです。
女性として生きることを選ばず
男役として変わらず存在してくださることが
私たちファンにとってどれほどありがたいことなのかを
おそらくご本人は分かったうえで覚悟を決めてくださったのでしょう。
私たちはヅカファンは本気で男役さんに恋をします。
愛した男役さんの退団は＝（イコール）強制失恋という
残酷なこの世界。
こんな幸せが宝塚ファンに訪れようとは。
七海様は、男役さんが退団後も男役を続け活動する、という
これまで無かった選択肢を作られ、その第一人者となられました。
タカラジェンヌの退団後はとても大変で、トップスタークラスですら
芸能で食べていくことが難しいという現実がありますので
女性に戻らなければ、男役時代のファンをそのまま次なる活動の場に
引き連れていくことが可能であるということを証明され
今後、男役さんたちの道しるべとなられることでしょう。
コロナで緊急事態宣言発令されたため、決まっていた多くの活動を
自粛しなくてはならない状況もありましたが、
有名ファッション誌にも次々登場され活動の場を広げ
退団後にファンを増やすという、これもまた男役の異例を作っておられます。
七海ひろき様、私たちはまだあなたに恋していていいのですね。
退団して尚、私たちの愛を真正面から受け止めてくださる
七海ひろき様に心からの感謝を。
そして、全力で応援してまいりたいです。
