どこに向けたらよいのかわからない怒りや悲しみを
今、たくさんの宝塚ファンが味わっています。
前代未聞の悪夢が起きたからです。
トップ娘役と二番手男役スターの退団公演千秋楽が
無観客での上演になるという…悪夢です。
タカラジェンヌの退団は
真の宝塚ファンにしかわからない
まさに唯一無二の特別なもの
退団公演の千秋楽ともなれば
その日贔屓が無事に舞台を務めることができるよう
全力で祈り
自分のスケジュールを半年前から調整し
チケット取れた取れないに関わらず
仕事をお休みし
その日のために貯めてきたお金を散財し
持てる全てを捧げて
贔屓を見送るのが宝塚ファンの恒例と
言われてきました。
(今は形態が変わりつつありますが)
そして千秋楽の舞台と言えば
愛する贔屓が大階段から降り、観客に向かってご挨拶をし
何度ものアンコールに応え
組子のみなさんからの温かい応援
客席からの温かい拍手に包まれ
「幸せです。」と言いながら
退団される
その姿を観て
私たちファンは寂しいけれど悲しいけれど
やっと踏ん切りがつくと言うもの
特に男役さんのファンは
この日を境に女性となってしまう贔屓に
大失恋をしたに等しい心情であり
断末魔のような心の叫びを抱えながらのお見送りを
するのです。
その儀式にも近い退団千秋楽が
新型コロナの緊急事態宣言で
無観客で行われるという…
ファンにとっては泣き叫びたいレベルの
衝撃的なことが起きました。
贔屓があまりにも気の毒で気の毒で
この怒りや悲しみを持っていくところが無く
ひたすら嘆くしかない状況。
悪いのはコロナなのだとわかっていても
やりきれません。
特に瀬戸かずや様は
長年宝塚で頑張ってこられ
花組を支えてこられた人気のスターさんですし
トップへと期待していたファンも多く
退団される悲しみが大きい中での
無観客千秋楽ですから
瀬戸かずや様ご本人もファンの方も
どれほど辛い思いをされているかと思うと
心が痛いです。
明日から緊急事態宣言となる前日の公演で
デュエダンの最後に
柚香光様が華優希様を銀橋0番に立たせて
お客様にご挨拶を促されたようですね。
0番は銀橋のド真ん中で
トップスターの立ち位置です。
本来そこに立つのは
男役トップスターのみですが
そこに華様を立たせた柚香様の想い
考えるだけで泣けてきます。
大劇場の0番で
最後にお客様にご挨拶をさせてあげたのですね
それにしても柚香光様という方は
なんて優しく愛が溢れる方なのかと
これまでももちろんそう思ってまいりましたが
今回もまた、さらにそれを見せつけられた感じです。
そして、華様への愛をこれでもかというほどに
感じます。
こんな風に相手娘役さんを大切にする男役さん、
素晴らしいですよね
さて、今、私たちができることは
ライブ配信のチケットを買うこと
グッズを買うこと
宝塚のことを宣伝すること
宝塚歌劇にこれからもずっと
存続してもらえるよう
微力ながら
今こそ、想いを寄せ
応援してまいりたいと思います。
私のときめきは、宝塚にしかないのですから。
こちらも読んでくだされば嬉しいです。
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